職員研修に参加しました

昨日は、副代表の角谷さん&盲導犬イリー、事務局の吉本さんと上田市市職員研修に参加させて頂き、車椅子・盲導犬ユーザーの体験談を話してきました!

午前・午後と2回、昨年に続きご依頼くださり、有難い限りです。

え、何の副代表って?

市民団体・ダイラビですよ

ダイバーシティ(多様性)とラビット(手助けが必要な者)を合わせた造語なんですよ~

団体の詳細はこちら!    https://dairabi.net/

【話した主な内容】

・筋ジストロフィーについて

筋ジストロフィーに生まれたことには何か必ず意味と使命があると前向きに誇りを持って生きている事

・発症から27年経過、その間に自力でできないことが増えた

・その反面、デュアルスキーやスイス雪山登山、沖縄でスキューバダイビングをしたりニューヨーク、ワシントンDCへ行ったり、電動車椅子サッカーを15年間やったりしている事

・ヘルパーさんにご協力頂きながら、自己責任において、意志・主体性を大切に、アパートで生活している事

・本当の意味で人生のスタートラインに立った

・なぜバリアが生まれるのか、持論

1つ目は、「社会全体に障害者というマイノリティーの存在がまだまだ知られていないため障害というモノに目が向けられてしまい、その人の人間性まで至らない」こと。

2つ目は、「社会側、障害当事者側がお互いに関わり不足や不慣れである」ことです。

物理的バリアの解消も大切だけどそれ以上に心のバリアを解いていく必要がある

・社会からの歩みを待つばかりでなく、当事者側から社会へ歩み寄っていき、もっと自分達のことを知ってもらうこと、お互いに関わりを増やすこと、慣れ合うことが大切

・車椅子に乗ることでの目線の低さ、町中の案内や表示は立っている人に合わせたモノがほとんど

・井出の事は、井出に聞いて欲しい。障害があろうと、考えることは健常者と呼ばれる人と全く同じ。

嬉しいことは嬉しい、嫌なことは嫌、普通の人間

・障害者、高齢者としてではなく、一人の人として。障害者・車椅子の井出ではなく、井出として見て欲しい

・障害当事者は慣れてもらうために導入として障害の情報や対応方法を伝える事や社会側は車椅子ユーザーなどに慣れるということが重要ではないか

・小中学校で講演するが、感想文によく「最初見た時は車椅子に乗っていて可哀想だと思ったけど、話を聞いて、僕たちと変わらない人だと感じた」と書いてくれる生徒が多い

・よく買い物などへ行くと子どもにジロジロ見られる。

子どもには車椅子ユーザーに慣れて欲しいので、見られて良いのですが、その親が「○○、見ちゃダメ」と小声で言っていたり、「こっち来なさい」みたいなジェスチャーを送ったりしていることが何よりも残念。

なぜかというと、親は、車椅子の人を見ることが失礼な事だと思っているのでしょうが、純粋な心に車椅子ユーザーは見てはいけない人と、植え付けかねない言動だから。

・仮に子どもが「なんであの人車椅子に乗ってるの?」と言ったら、「じゃあ聞いてきなよ」と言って欲しい位。

せっかくの心のバリアを解いていく絶好の場を奪わないで欲しい。

当事者の知らないところで、自分の存在が「見てはいけない人」になってしまうのが恐い。

・肢体不自由者というカテゴリーはあっても、一人ひとり必要なこと、助けてほしいことは異なる。

カテゴリーに囚われず、ぜひその方に助けてほしいことなどお聞き頂けたら有難い

・今後新しいものを作る際には、より多くの当事者の声を聞いて、進めて頂けたら幸い

など話してきました

もっともっと、うまく想いを伝えられるようにならなければ!!!

令和4年8月20日

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です